噛むことの大切さ
- 訪問看護ステーション ののはな
- 2023年8月1日
- 読了時間: 2分
こんにちは、ののはな訪問看護ステーションです。
日頃よりお世話になっております。
本日は、「高齢者にとって噛むこととは」についてお届けします。皆様の日々の業務にお役に立てましたら幸いです。
噛むことは、口腔の健康だけでなく、全身の健康にも深く関わっています。しかし、高齢になると歯と歯肉の境目がくさび型に擦り減ったり、歯肉が退縮して露出したりします。また、唾液の分泌量が減るため舌や粘膜に変化が現れ、口臭や味覚障害を引き起こすことがあります。

高齢者のお口の特徴
高齢者の口腔はいくつかの特徴を持っています。まず、歯と歯肉が変化します。具体的には、歯の根元に虫歯ができやすくなるといった変化があります。
また、舌や口腔粘膜の状態も変化します。これにより口臭や味覚障害を引き起こすことがあります。
さらに、歯肉の炎症が起きやすくなります。特に、歯肉が退縮したところに歯垢や歯石が付着したり、入れ歯があたる刺激などで炎症が起きやすくなります。
噛むことで得られる効果とは?
噛むことには様々な効果があります。
①胃腸の働きを促進する:唾液の消化酵素の分泌が増え、細かく砕けば胃腸への負担を和らげます。
②虫歯や歯周病、口臭を予防する:唾液の分泌が増え、唾液の抗菌作用によって口の中の清掃効果が上がります。
③食べ過ぎを防止します。
④味覚が発達します。
⑤脳の働きを活発にする:噛むことで脳の血流が増加し、老化を防止します。
⑥全身の体力の向上:よく噛むことで全身に活力がみなぎり、体力が向上します。
⑦発音がはっきりする:口の周りの筋肉が発達し、発語がはっきりします。
⑧がんを予防する:唾液に含まれる酵素には食品中の発がん物質の発がん性を抑制する効果があります。
かむかむ体操
噛むことの大切さを実感するための「かむかむ体操」についてもご紹介します。これは、口腔の健康を保つための簡単なエクササイズです。

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